猫も杓子もTouchDesigner(以下TD)の昨今ですが、仕事で触ってみたのでノウハウをまとめてみる。僕のスキルとしては基本的にスクリプトでクリエイティブコーディングしてきてて、TDみたいなビジュアル言語なやつはMaxやPdをたまーに触ってたくらい。 TDのキ…
先日した仕事で、無線のセンサータグ的な要件にピッタリだったので、microbitをMicroPython使って開発したんだけど、これが簡単、便利、楽しいの三拍子が揃っててよかった。 microbitのいいところ 2000円程度と高くない 入力と出力が標準装備 入力:スイッチ…
はじめに 収納についてずっと考えてきたけど、プラスチックのコンテナを使うのが正解だとようやく分かった。よく片付いてるなと思う研究室(橋本研や梶本研など)の様子を垣間見るたびにプラスチックのコンテナがちらちら見えてたからなんとなくそうなんだろ…
Mapping Quick Start Guide with MapCreator 2 - IndoorAtlasIndoorAtlasとは磁場を測定することで建物内での位置測位が可能なシステム&会社名。SDKは公開されていて無料の枠で使えたりするのだが、使う際にはまず最初に位置測位を実際に使う場所の磁場をマ…
仕事するたびに毎回忘れてしまった!って思ったりするのでまとめておく。 設計編 全体の設計を考える アプリを分けてOSCで連携する 規模が大きい & 期間が長い場合はAPIを先に定義し、各々がモックで開発するべき ofxStateMachineを使って各Stateごとの動作…
miso-engine.hatenablog.com oFでお絵描きしたら、今度はUnityでもやってみる。先人たちが結構やっているので、まず参考リンクから。 Unityでテクスチャにお絵描きしよう - おもちゃラボ 点を打つのではなく線を引く 上記の実装だと点なので、oFでもやったよ…
お絵描き機能の実現のためにタイトルのことをしたいときのソリューションをまとめておく。本気で滑らかにしたいならよりよいアルゴリズムがあるはずなので、他の場所で記事を探して欲しい。 基本 一番単純な実装は、マウスが押されている時の各フレームごと…
最近仕事でめっちゃCloth使ったのだが、Clothはスクリプトからcoefficientsを利用することで操れて楽しい。以下、簡単にClothについて箇条書き。 Clothがついてると拡大縮小が出来ないが、ClothをDestroyすると可能になる Cloth、実は実行中でもDestroyとAdd…
Unity、少し前からPCでのマルチディスプレイに対応している。 https://docs.unity3d.com/ja/540/Manual/MultiDisplay.html対応しているのだが、macではマルチディスプレイ時に主ディスプレイ以外のマウスイベントを拾ってくれなくなる問題(少なくとも5.6.1f…
僕は普段、なにか表示系のものを作るときはopenFrameworksを使っているのだけど、今回3Dでグリグリや!という案件があったのでUnityを利用した。ということでoF経験者がUnityに入門する時のノウハウをまとめておく。Unityのバージョンは5.6.1f1、oFはv0.9.8…
センサによって人を検知する方法は山ほどあるが、条件によってどのセンサを使うかは大きく変わってくる。今回は人がいるいないや動き以外に人との距離もセンシングしたいという条件で、センサを選定した。 人を検知するセンサの種類 赤外線センサ レーザーセ…
先日の仕事で、Webカメラの性能だと微妙だなって感じがあったので、コンピュータビジョン向けカメラを検討し、導入してみたので共有。 使ってみた感想的にはWebカメラで足りるならWebカメラ使ったほうが気軽でいいね、といったところ。もちろんコンピュータ…
ビデオ会議システムを構築したところ、スムーズなコミュニケーションに重要なのは、 音声の質 映像のフレームレート 映像の解像度 という順に重要だということがわかった。音声でまず問題になったのがエコーで、エコーキャンセラーをソフトウェア的に実現*1…
oFで自動的に接続するシリーズ。ofVideoGrabberで適当にデバイスの数字とかでやってるとノートPC内蔵のWebカメラ起動しちゃったりするんだけど、それを避けて常に特定のカメラを開けるようにする。避け方は簡単でWebカメラの名前(=ofVideoDeviceのdeviceNam…
openFrameworks v0.9.8毎回昔のコードを掘り出すのがめんどくさくなってきたので、ここに書いておく。たぶんArduinoUnoに限らずFTDIのチップで動くUSBシリアル変換デバイスを開くと思う。 ofSerial serial; bool serialStatus; void HogeClass::setup(){ ser…
openFramworksのofxOSCでは画像を送ることが可能だが、サンプルにも書かれている通り、一定以上のサイズはサンプルのコードでは送る事ができない。具体的には大体65000Byte以上くらいなのだが、これはOSCが利用しているUDPのペイロードサイズの制限(より正…
Windowsが8でタッチを打ち出して以来、小型-中型ディスプレイはタッチのラインナップが存在して当たり前の状況だが、デジタルサイネージ向けサイズ(=大型)になると少し状況が異なる上に、Mac対応しているものは少なかったのでまとめた。 デジタルサイネー…
経緯 2016年の3月からフルタイマーになったし、20歳はとっくに過ぎていたので大人の責務を果たすかと思い、今年度は社会貢献をいくつかしました。昔からOSSの使い方はブログに書いて貢献しているのですが、アフィリエイトなどの実益もあるのであまりコントリ…
仕事のまとめ、久しぶりなので結構多めです。前回の記事はこちらです。 2012年下半期から2014年上半期までしてきたこと - miso-engine Favrica以外の仕事はすべてアートアンドプログラム社でやっています。 Favrica iOS版リニューアル 2014年度下半期 ~ 2015…
2017年2月現在のプロフィールです。川鍋徹と申します。アートアンドプログラム株式会社でエンジニアをしています。最近はいわゆるIoT、WiFi、BLEやZigBeeなど無線を利用して繋がるデバイスの開発や、特殊なハードウェアの制御*1、インタラクティブなシステム…
AXIS(アクシス) 2017年 02 月号 [雑誌]出版社/メーカー: アクシス発売日: 2016/12/29メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る 掲載ページ 37-38p 「テクノロジーでブランドを体現するウィンドウディスプレイ」 概要と経緯 先日ファッションブランドのANREA…
設営や出張修理などで道具や工具を持ち運ぶ必要が出てきたため、いくつかツールケースを試した。入れる道具としては、ハンダ付けのための各種とラジオペンチ、ニッパー、コードストリッパー、ドライバー、テスターなどだ。結果としては、アステージのアルミ…
仕事でUltimaker2を使ったので、得たコツをまとめました。 ビルドプレート レベルの調整 ビルドプレートのレベル(高さ)調整は大変重要です。最初の方のプリント層がきれいにプリントされるまでレベル調整しましょう。調整結果はレイヤーが重なる板状のもの…
Ultimaker2という3Dプリンタを会社で使っているのですが、Extrusion Upgrade Kitなるものが出たので購入しアップグレードしてみました。これを装備すると2から2+として販売されているものとほぼ同じになります。日本ではBRULÉが49800円で販売しています。 ht…
タイトルのものを作ったので共有。動作としては5秒ごとにApplicationsディレクトリの"hoge.app"が起動していなかったら起動するというスクリプト。コードの該当箇所を変えれば秒数、起動アプリケーションが変えられる。 展示用のスクリプトで、異常終了した…
先日openFrameworks(以下oF)を使った仕事でどうしてもシングルスレッドだと画像の処理速度が遅いのでマルチスレッドにしたことがあった。Macを使っていたので、最初はiOSアプリを作っていた時代に使い慣れていたGCDを利用していたのだけど、どうもGCDを利…
MacbookシリーズはProにしろAirにしろUSBポートが2つしかない。ポートが足りなくなったと時は、特に深く考えずにその辺にあるUSBハブを使ってきたのだが、最近買ったエレコムのUSB2.0用ハブが良くてTwitterで紹介した。この記事はそのまとめ。 商品 ELECOM U…
背景 Windowsはなぜかローカルホストでのソケット通信を許可してくれない。そのため、OSCでプロセス間通信をしていたアプリをWindowsに持ってくると全滅する。Windows使わないという手はあるのだが、今回はKinect SDKを利用したいので、OSC以外の方法でプロ…
自動的に印刷するソリューションを開発したのでメモ。はがきサイズの写真用紙に印刷したいというのが今回の目的。MacのバージョンはOS X Yosemite 10.10.5である。 lprコマンドで印刷する Macでこういう自動化をしようとすると真っ先にAutomatorとAppleScrip…
MacBook Air (11-inch, Mid 2012)でWordを使うと大変重く、またよく落ちるものだから、Wordを使う縛りがない修士論文は、TeXを使ってコーディングし出力した*1。目次、図目次、表目次、参考文献の自動出力は大変使いやすく助かった*2。今回、僕が作成した、…