Quartz ComposerワークショップでGIFアニメとか作ってきました

BNN CAMP vol.8「Quartz Composerワークショップ」というonom氏が講師のワークショップに参加してきました。
BNN CAMP vol.8-11 | 株式会社ビー・エヌ・エヌ新社
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WSで作ったもの

このWS本当に大変楽しくって……
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こんなモーショングラフィックスがパパっと作れちゃうQuartz Comoserのノウハウをテキパキと教えてもらえたワークショップなのでした。とはいえ、さすがにこれだと単純すぎるんですが、ここからほんのちょっと手を加えるだけでこんなになります。GIFアニメだとFPS低いんで、今度はYoutubeにあげました。

Quartz Composer(以下QC)てなに?

ここでQCがなにものかを一瞬で説明すると、AppleのQuartz APIを利用して機能がパッチとなったビジュアル言語として映像を生成するアプリケーションです。プログラミングで映像を生成する環境として、openFrameworksやProcessingなんかと一緒にあげられたりします。より詳しくはWikipedia等で。
Quartz Composer - Wikipedia

僕とQCの歴史

Quartz Composer Book ?クォーツ コンポーザー ブック?

Quartz Composer Book ?クォーツ コンポーザー ブック?

一応はるか昔に触ったことがあったりします。こんな本が大学図書館にあって学部入学当初の2008年ぐらいにちょっと触ってみたものの、しっくり来ずに離れてしまった悲しい過去がありました。この本、絶版になってしまったのですが、PDFがDRMフリーで販売中なので欲しい人はこちらからどうぞ。
Quartz Composer Book - PDF edition - BNN日誌

WSの内容

今回のWSはQC入門講座でした。QCの使い方から始まって、パッチの組み方、VJとしてどう使っているから辺までを一気に教わってきました。QCの使い方、パッチの組み方は形は違えどもプログラミングなので特に疑問は無かったのですが、VJをQCでどうやるのかなが気になっていて、そこが分かって大変楽しかったです。
どうやるかというと、ミキサーをプログラム上に組んで、ミキサーに繋がるパッチをVJしているその場で入れ替えてしまうということでした。原理的にVHSを入れ替えるのと同じってonomさんは言ってたんですが、本当にそのアナロジーの通りで、Finderからqtzファイルを動いているQCにドラッグアンドドロップして入れ替えてるのを見て、VHSを入れ替えてるのを見る並みの衝撃がありました笑

QCのTIps

画像を用意するととても楽しくなる、とのこと。動きを作るのがすごく簡単なのに対し、複雑な形状を作るのがかなりめんどくさいので、画像を用意してあげると見た目楽しくなってテンション上がります。シンプルな動きでも画像と組み合わせるとVJ的にはいい絵になったりします。最初のGIFアニメとか笑
他にも沢山教わったのですが、書き切れないのでまた今度。

QCの特徴・向いている分野

僕の捉えたQCの特徴は、素早い、3Dに強い、細かな制御に向いていない、です。
little Bitsを試した時も素早いってのはプロトタイプに大変重要だって書いたんですが、今回もこの素早さはプロトタイプ向きだなと思いました。細かな制御に向いてない点も、プロトタイプを作るにはむしろ良い点になります。*1

2点目の3Dに強いですが、3Dの映像を作る時ってプログラムでカメラ動かすの本当にダルいじゃないですか、QCだとあれがパラメータ動かすだけで良いので割と楽です。考える事少なく面白おかしく出来るというか。ということで、今回作ったヤツはグリグリ3Dで動かしてみました。

感想

onomさんはQCスーパーハカーで、そのonomさんが今回のワークショップを開くということで、超楽しみにしてたんですが、超楽しくって最高でした。ありがとうざいます〜! 主催のBNN社さんもこんな場を提供して頂いてありがとうございます!

パッチ

Youtubeにあげたほうがのパッチを共有しときます。
https://drive.google.com/file/d/0B_QHKwa1aqHHQ1AxLWxQQzFzVWM/edit?usp=sharing
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*1:ただこの辺りは怖い人達に言わせるとそんなことはないのかも