センサによって人を検知する方法は山ほどあるが、条件によってどのセンサを使うかは大きく変わってくる。今回は人がいるいないや動き以外に人との距離もセンシングしたいという条件で、センサを選定した。
人を検知するセンサの種類
- 赤外線センサ
- レーザーセンサ
- カメラ
- 3次元センサ(ex. Kinect, Xtion)
- 超音波センサ
- 焦電センサ
ざっと上げてこんなところである。今回は小規模なシステムにしたかったので、カメラと3次元センサは外した。また、超音波センサは音波を反射しやすい硬いものでないと正確な距離が出ないので選定から外し、焦電センサは人の動きがあるかどうかを見ているため、距離が分からないので外した。
試したセンサと結果
- GP2Y0A710K(1m-5.5m)
- シャープ測距モジュール GP2Y0A710K: センサ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
- ほぼ直線上に反応
- ある程度の距離以下に入ってしまうと遠いときと同じ値が出てしまうので、最低限の距離(40cm程度か)までに入らせない仕組みが必要
- 値はそこそこブレる
- GP2Y0A02YK(20cm-1.5m)
- シャープ測距モジュール GP2Y0A02YK: センサ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
- ほぼ直線上に反応
- 最低距離は15cm程度
- 値はそこそこブレる
- 公称どおり1.5mまでは反応出来る感じ
- PololuのSTマイクロVL53L0x基板(0cm-2.0m)
- Pololu VL53L0X Time-of-Flight 距離センサモジュール - スイッチサイエンス
- ほぼ直線上に反応
- 精度は良い
- 1m以上になると値が飛ぶときが多くちょっとむずかしい
- 屋内で1.5mぐらいだったらまぁ使えるかも
- 一番低いレベルのレーザー機器
Pololuのレーザーは一番値がキチンと出て良いのだけど、いかんせん短い。あとの2つはセンシング範囲によって選びましょう。3つともセンサからまっすぐにしか反応しない。
余談
センサ試すとき、写真のように固定出来る治具を簡単にレーザーカットして、ゴム足つけたら開発すごくラクになったのでオススメです。
VL53L0X Time-of-Flight 距離センサモジュール
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