Ultimaker2という3Dプリンタを会社で使っているのですが、Extrusion Upgrade Kitなるものが出たので購入しアップグレードしてみました。これを装備すると2から2+として販売されているものとほぼ同じになります。日本ではBRULÉが49800円で販売しています。
https://ultimaker.com/en/products/extrusion-upgrade-kit
http://www.brule.co.jp/3d-printers/ultimaker-2-extrusion-kit.shtml
今回のキットではプリントヘッドとフィーダーという重要なパーツを交換します。写真の奥がプリントヘッド、手前の白い箱がフィーダーです。
フィーダー
Ultimaker2のフィーダーはよく素材のチューブを掴めずに空転することがあり、最も不満の多い部位だったのですが、ギア付きのものに変えられた結果、現在ほとんど不満はありません。
写真で並べてみると、やはり見た目的にもbeforeよりafterの方が作りがしっかりしてますね。
Ultimaker2のアップグレードキットで交換したフィーダーの様子。最初の方も少しずつ動いてる pic.twitter.com/E2okQpmjr2
— 川鍋徹 (@kawanabetoru) 2016年11月1日
プリントヘッドとノズル
プリントヘッドも冷却効果がより高いというものに交換です。こちらもたしかにハケや糸引きなどが少なくなりました。写真の左がbefore、右がafterです。パーツ的にはほとんど変わりませんがファンの向きが変わっています。
また、今回からノズルの太さを変えられるようになり、0.25mm、0.4mm、0.6mm、0.8mmの4種類のノズルが付属しています。Ultimaker2と同じ太さは0.4mmでこちらが標準です。3Dプリンタにはスピードを求めていたので、0.6mmと0.8mmを試してみたのですが、1mm幅の壁がうまく作れず*10.4mmがベストのバランスだなという印象です。0.25mmはまだ試していません。
まとめ
アップグレードには大変満足していて、特にフィーダーのトラブルが無くなったのがすごく良いです。これで5万円は充分に元が取れます。交換時間としては2時間~半日ほどが目安。アップグレード、オススメです。
余談
「+」のシールが付属していて、貼るとUltimaker2+になれます。わーい。あと、先日Ultimaker3が発表されて、オートレベル調整羨ましい……って思いました。
MUTOH オリジナル3Dプリンタ Value3D MagiX フィラメント 3mm PLA 白
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*1:ノズルの太さ的に当たり前の話ですね……