openFrameworksもv0.10.0がリリースされたことだしと思い、oFを書く時のmacOSのIDEを調査&比較してみた。結果はQt Creatorがコード補完の精度と速度、アドオンの扱いやすさの点でベストだと思う。比較したIDEは以下の3つ。
- Xcode 9.3.1
- Visual Studio Code 1.23.1
- Qt Creator 4.6.1
Xcode
macOSのデフォルト開発環境でありoF公式にサポートされているIDEでもあるが、oFの開発において以下のような欠点がある。
- コード補完がダメダメ
- やたら重い
- 設定ファイルがいつの間にか書き換わりがち
- アドオンの追加がめんどくさい
とにかく使っていてストレスが溜まりがちなIDEであるが、Swift開発だとそこまでではないのがよりイライラさせるIDE。
Visual Studio Code
厳密にはIDEではないが、IDEみたいな動きも出来るし悪くない。
- コード補完いい感じ
- アドオン追加簡単
- 新規プロジェクトを作るのが少しめんどくさい
Intel CPUのUbuntuでopenFrameworksをマイクロソフトのVScodeで開発できるように環境を整える - cvl-robot's diary
今回、上記の記事に従ってみたが、プロジェクトのテンプレートを手動でコピーする必要があり、これが少々手間。
Qt Creator
oF公式によるexperimentalなサポートあり。キュートと読む。特徴を簡単にまとめると、
- コード補完いい感じ
- アドオン追加簡単
- 新規プロジェクトも簡単に追加可能
- 見た目がちょっと……
https://openframeworks.cc/setup/qtcreator/
セットアップは上記リンクから。見た目がうーむなところ以外は欠点なし。
最初から入ってるアドオン、ofxGuiも設定ファイルにアドオン名を追記するだけだが、ofxCvも同様で(HEADER_SEARCH_PATHとかの設定が一切いらない)すごく楽だった。このスクリーンショットはofxCvでGaussianBlurとContourFinderによる輪郭操作と描画を実装してみたところ。すぐ実装できてむっちゃ楽だった。
設定ファイルは"プロジェクト名.qbs"で、これのof.addonsにアドオン名を書くだけ。
おわりに
というわけでQt CreatorがmacでoF開発するならオススメなのでは?という現状。しばらく使ってみて、安定性なども見ていく予定。
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