仕事のまとめ、久しぶりなので結構多めです。前回の記事はこちらです。
2012年下半期から2014年上半期までしてきたこと - miso-engine
Favrica以外の仕事はすべてアートアンドプログラム社でやっています。
Favrica iOS版リニューアル
2014年度下半期 ~ 2015年5月頃
人とモノのつながりを、心地よく快適に。ファッションに特化した検索サービス「FAVRICA(ファブリカ)」の新バージョンをリリース。 - heathrow,Inc.のプレスリリース
https://favrica.net/
ファッションブランドをまとめて読むアプリだったFavrica(現在はウェブ版のみ)のiOS版リニューアル(メジャーバージョンアップ)を担当しました。heathrow社での最後の仕事でした。Objective-CからSwiftに切り替えてイチから実装し直しました。Swift良い言語なのですが、下位互換切り捨てまくるのでちょっと大変でしたね。
HIBIKI Glass
2015年4月-7月頃
サントリーのウィスキー「響」のプロモーションで、グラスを動かすとバーカウンターの後ろの障子に投影された絵が変化するというシステムのグラス基板部分のハードとソフトとグラス基板と通信するコンピュータ側のソフトを担当しました。IoTぽいけどインターネットにはつながっていません。
ZigBeeを利用したのでその時のノウハウをまとめて記事にしています。また、シリアル通信についても記事にしました。
ZigBeeによるセンサネットワークを作った時のメモ - miso-engine
シリアル通信でコンピューターがフリーズする問題と対処法 - miso-engine
MoneySmart社のプロトタイプ開発でハッカソンに参加
2015年10月
電子マネーに使われているFelicaは電磁誘導方式で通信しますが、その時の搬送波を検知して電子マネーの状態をスマートフォンに送信するシステムを作るお手伝いをしました。mbedでBLEしたので、その辺のノウハウを下記記事にまとめました。
mbedのBLE_APIライブラリで128bitUUIDを利用する - miso-engine
現在MoneySmart社はこのシステムを応用してomamoriというサービスを開発中です。
Omamori - 中高生を持つ家族向けの見まもりサービス「omamori... | Facebook
Rotary Objects
2015年12月
www.youtube.com
Hondaさんがスポンサーのアートイベント『混合HYBRID』で "Rotary Objects" という作品に参加し、上海で展示しました。この作品はローリングシャッター効果を利用したもので、肉眼とカメラ(正確にはCMOSセンサ)で、見えるものが異なる作品です。肉眼では意味のあるようなものには見えなくても、カメラで見ると……。会場は森ビルが上海に建てたビル、上海環球金融中心(SWFC)でした。
超未来な自分探し Vol. 1 自分の顔を探せ! 自分の顔を探せ
2016年4月
ニコニコ超会議2016 NTT超未来大博覧会2016の「超未来な自分探し Vol. 1 自分の顔を探せ! 自分の顔を探せ」のシステムを制作しました。NTT研究所の渡邊 淳司さんの監修で、東大廣瀬研の吉田 成朗氏との共作です。顔の写真を撮り、その形状を変化させてどれが自分の顔か当てるシステムです。自分の兄弟姉妹にいそうな顔を選択すると、ありえたかもしれない家系図がプリンタから出力されてお持ち帰り出来ます(1枚目写真の説明ポスター下に貼ってあるものが出力される家系図です)。
このシステムでの自動でプリントする仕組みをまとめたのが下記記事です。
Macで自動的に印刷する - miso-engine
ANREALAGE AOYAMA
2016年8月
ファッションブランドANREALAGEの新店舗に導入された、電圧をかけることで透明度が変わるウムガラスの制御装置の開発をしました。詳しくは下記記事にまとめましたのでご覧ください。
miso-engine.hatenablog.com
LIGHTNING KENDAMA
2016年12月-2017年1月
http://hackday.jp/2017/
Yahoo! JAPAN Hack Day 2017 にて「LIGHTNING KENDAMA」のけん玉内部のセンサ及びハード基板と通信系を担当しました。
LIGHTNING KENDAMAは、
古き良き日本のおもちゃ「けん玉」に、モーションセンサーとプロジェクションマッピングを掛け合わせた体験型コンテンツ。けん玉の動きに連動する音と光によって、これまでにないけん玉を体験しよう!
というものです。
その他
細々とした仕事もしていて箇条書すると、
- IoTプロダクトのケースを3Dプリンタで作成
- telnetでデジタルサイネージのディスプレイを制御
- DMXで照明を制御
- Computer Visionを利用したインタラクティブなシステム開発数件
- 屋内側位技術IndoorAtlasを利用したシステム開発
などをしていました。
おわりに
2016年度は初めてフルタイマーになって仕事に集中したので、大学院生との二足のわらじを履いてたそれ以前と比べると随分余裕があり、ノウハウを記事にする暇があってブログが充実しました。今後も書いていくのでよろしくお願いします。