仕事場のコンテナ収納

はじめに

収納についてずっと考えてきたけど、プラスチックのコンテナを使うのが正解だとようやく分かった。よく片付いてるなと思う研究室(橋本研や梶本研など)の様子を垣間見るたびにプラスチックのコンテナがちらちら見えてたからなんとなくそうなんだろうなと思っていた。

件の橋本研。デイリーポータルZで垣間見える。写真は、”アイデアスケッチの描き方を習ってわかった10のポイント - デイリーポータルZ:@nifty” から引用している。

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左後ろにコンテナ収納がびっしり詰まっている。コンテナが入っているところは、棚の高さを目一杯生かしていて、ほとんど隙間がなくスペース効率が極めて高い。

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こちらの画像では、ラベルも見える。

ということで、思い切ってプラのコンテナをたくさん買ってみたらめっちゃ片付いた。

買ったコンテナ

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思い切って買い過ぎて天井まで積み上げられてしまった。すべてのコンテナは透明であるとよい。色付きは中身が見えず、場所的負債になるだけだ。

小さめのコンテナ

まずは小さいコンテナから。このコンテナたちが僕の仕事ではメインになっている。以下の要件を満たすと良い。

  • 適したサイズがある
  • フタなし
  • スタッキングが可能
  • 透明

適したサイズ、というのは結構小さめのサイズのことだ。具体的に言うと189mm x 154mm x 84mm のサイズ。また、持ち出さなかったり、仕事場でそんなに汚れが発生しないならフタなしが断然オススメだ。フタを開ける手間、無くす機会が存在しなくなるからね。そしてスタッキングが可能だと、コンテナだけで立体的に空間を有効に活用できるのだ。

以上の要件を満たすのは、

になる。どちらもサイズのバリエーションはほぼ同じで、形もほぼ同じ。どちらにするかはお好みだ。僕はアステージを買った。アステージの#1.5サイズはなんと目盛りが付いている。

アステージNFボックスの#1.5と#1.5をスタッキング可能でより大きな#7、#11を買った。以下の写真は#1.5と#7のみ。テスト的に購入したので、バックル有り無しやフタの有り無しが混在している。

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机の上ではこんなふうに使っている。

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#1.5

最小サイズ。細々としたものを適当に放り込んで使っている。すごく便利。作業スペースが足りないと思ったらこの人に放り込んでスタックするだけで机が広がる。

#7

#1.5よりも大きいのが欲しいなと思ったときが使い時。あと#7はケーブル収納に便利だ。USB、EthernetHDMIなんでもござれ。#1.5は小さすぎて太めのケーブルをいれるのが難しい。

#11

このサイズは#7よりも高さがある。高さがあるとものを取りにくくなるので普段使いにはあまり向かないが、外に持ち出すときにいろんなものをまとめて放り込めて便利だ。後述するが、このサイズは外用ということでバックル付きのNCボックスシリーズで買った。

Astage NCボックス #11 [W約20×D約34.9×H約18.1cm]

Astage NCボックス #11 [W約20×D約34.9×H約18.1cm]

外に持ち出すならバックル付き

外に持ち出すなら、フタはいる。バックルで留めるタイプが良い。アステージもアイリスオーヤマもフタ無しと同じサイズのものが存在している。アステージだとNCボックスだ。フタ無しのNFボックスとの違いはバックルがついてるかどうかで、実はNFボックスにもバックルをつける穴は空いている。

散らかってほしくないものもバックル付きに収納している。

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大きめのコンテナ

小さめのコンテナと違い、たくさんの会社が出しているが、天馬のロックスを購入した。キャスターをつけられること + 信頼のブランドということで。棚の一番下にキャスターつけて入れ込んでいる。

細かいパーツはアイリスオーヤマのパーツキャビネット

小さかったり細かいパーツ、例えば電子部品やネジなどはアイリスオーヤマのパーツキャビネットPC-310(色違いでKC-310Rというのもある)で完璧だ。引き出しが前述のNFボックス#1.5や#7にすっぽり入る。

アイリスオーヤマ 工具箱 パーツキャビネット PC-310

アイリスオーヤマ 工具箱 パーツキャビネット PC-310

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コンテナ名入れ三種の神器

  1. マステ
  2. マステカッター
  3. マジック

である。これを職場に常備して、コンテナを使い出すたびにバンバン書いていこう。

家庭向けコンテナ

仕事用コンテナは家庭向けには頑丈すぎてオーバースペックなところがあるため、家庭用では性能よりも見た目にバランスを傾けた製品が多い。その中ではサンカのinboxが便利である。

サンカ インボックス S クリア 0

サンカ インボックス S クリア 0

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ほぼ真四角で使いやすいので仕事用にも使おうとしたが、仕事で使うコンテナと比べて少しヤワなところがあり、重量物(今回はACアダプタ)をいれるとたわむのを感じる。使えないことはないし、軽いもの中心ならこれでよいと思う。

まとめ

コンテナ達によって弊社のメインの棚はこんなふうになった。まだスカスカだけど、コンテナあるなしで使い勝手が段違いだ。棚板の奥行きは30cmである。

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おまけ

どんなプラスチックコンテナがあるか把握したいなら、アイリスオーヤマのコンテナボックス収納 製品一覧ページが便利だ。
コンテナボックス収納 製品一覧|アイリスプラザ│アイリスオーヤマ公式通販サイト

IndoorAtlas社 "Mapping Quick Start Guide with MapCreator2.0" の抄訳

Mapping Quick Start Guide with MapCreator 2 - IndoorAtlas

IndoorAtlasとは磁場を測定することで建物内での位置測位が可能なシステム&会社名。SDKは公開されていて無料の枠で使えたりするのだが、使う際にはまず最初に位置測位を実際に使う場所の磁場をマッピングする。その際のマッピングの注意点についての記事を簡単に訳す+僕なりの精度向上Tipsをまとめた。重要だと思うポイントのみをきちんと訳してマップの正確性を上げようとしたので、ただの操作説明やそこまで重要と思えなかった情報は訳していない。ご了承を。

推奨Android

  • Nexus 5, 5X, 6, 6P
  • OnePlus2
  • LG G4
  • Xiaomi Mi4

indooratlasのマッピングにおける重要なポイント

Waypointsの場所

  • かんたんに正確に分かる場所(柱やドア)に置く
  • 10-20m以上離して置かず、壁から0.5-1m程度離して置く
  • 3m幅の通路などの狭いエリアをマッピングするには2-3のパス(75cmずつの距離で空ける)でカバーするとよい

重要:異なるWaypointsで同じ場所をオーバーラップするパスを作ることで完璧なカバレッジが可能になる。例えば、同じパスを反対方向から計測するなど。ABCDのWaypointがあり、ABCDの順に回ったら、次はBDCAの順に回るなども良い。これをするとポジショニングとアナリティクスの向上に繋がる。

計測時の注意点

  • 出来る限りまっすぐに自然に歩く。その時スマートフォンは水平にして前を向いた状態に。
  • スマートフォンは常に身体の近くに。腕の動きを影響させない。
  • 曲がるときはスマートフォンも曲がるべき。
  • なにかにブロックされたらその場で止まってそれがなくなるを待つ。レコーディングを停止しない。
  • 同じWaypointになんどでもチェックインできる
  • 歩ける場所全てを1.5mのギャップがパス同士にないようにカバーする
  • 1つのパスでのレコーディングは2.5分までにする

マッピング

重要:マッピング中はかならずアプリケーションがアクティブである必要があります。アクティブでなくなるとデータが消えます。(ex.電話に出る)

  • スタート時のWaypointをタップし自分自身をそのWaypointの真ん中に来るようにします。ズームして完全に真ん中になるように調整しましょう。
  • 計測開始時に自分が歩くと画面の中の自分の位置を示すドットも動くことがありますが、これが実際の動きと異なる場合でも気にせずにあるきましょう。

訳者的注意点

  • 実際に試したところ、良くないパスになったなと思ったら躊躇なく破棄し、良いパスのみを保存すると良かった
    • 初期のよく分からずにやっていたパスを全て破棄し、慣れたあとのパスのみでマップを作ると精度が一気に向上した
  • ごく近くのWaypoint(2m以内程度か)だとチェックイン不可能
    • たまに出来るが無理やりチェックインしようとするよりはパスがオーバーラップするようにして、チェックインしない方がよい感じ
  • 最初の地点に来たとき、ユーザに操作させたり、ビーコン等を使って位置を特定することでその後の動きの精度が上がった
  • 広いところは四隅を四角く取得 + 真ん中で斜めにクロスさせる形で取得するとよい

openFrameworksでやっておくとよいこと

仕事するたびに毎回忘れてしまった!って思ったりするのでまとめておく。

設計編

  • 全体の設計を考える
    • アプリを分けてOSCで連携する
      • 規模が大きい & 期間が長い場合はAPIを先に定義し、各々がモックで開発するべき
    • ofxStateMachineを使って各Stateごとの動作にする
    • そもそもoFを使わない(UI系はネイティブなども検討する)
  • クラスの設計
  • 設計と資料(全て手書きで良い)
    • クラスが10を超えるならクラス図を作る
    • 複雑な処理はシーケンス図を書いて把握する
    • 他のアプリやデバイスと連携が必要なときもシーケンス図で処理を把握する
    • 状態遷移が多いものは、画面遷移図か状態遷移図を用意する
  • 設計のためのデザインパターンを知っておく

プロジェクトの進め方編

  • 文と図
    • タスクはまず文にする
    • 文で把握出来ないタスク(=1次元で把握できない)は図に起こす(=2次元化する)
  • いきなり実装しようとしない
    • メソッド呼び出しだけで終わらないと思ったらシーケンス図を描く
      • コールバックは1回あるだけでも追いづらい(クロージャは別だと思う)
      • マルチスレッドなどの並行的な動作やShaderなどとの連携は慎重に扱う
    • 普通の処理もまずはやりたい処理を日本語で書いてタスク化すると迷わない
  • 大きめの検証は別アプリでやる
    • ある機能を加えたいが、その機能の検証が必要になったら別アプリで確認しその後本番の方に反映する

Tips編

  • ofxGUIを使いこなす
    • 全ての調整しうるパラメータはofxGUI経由で変更出来るようにする
      • ofParameterとofXmlSettingsを使ってファイルに保存、読込が出来るようにすると完璧
  • ハードとの連携
    • ofxGUIを使い、ハードからの値を表示
    • 上記をすることで、ソフト的にシミュレーションも可能になり開発スピードが上がる
  • git管理は必須
    • oFは設定が壊れやすいのでgitで管理する
    • どうやっても動かなくなったら、変更済みファイルを別に保存しrevertしよう
    • ルートに置くreadme.mdにプロジェクトの説明(バージョン情報と利用するデバイスの型番など)を書いとくと将来に便利

Beyond Interaction[改訂第2版] -クリエイティブ・コーディングのためのopenFrameworks実践ガイド

Beyond Interaction[改訂第2版] -クリエイティブ・コーディングのためのopenFrameworks実践ガイド