2016年度の社会貢献活動報告

経緯

2016年の3月からフルタイマーになったし、20歳はとっくに過ぎていたので大人の責務を果たすかと思い、今年度は社会貢献をいくつかしました。昔からOSSの使い方はブログに書いて貢献しているのですが、アフィリエイトなどの実益もあるのであまりコントリビューション感がないので、新しい試みとして寄付とボランティアをしました。

社会貢献の軸はOSSと教育に置きました。

OSSに関してはそれで仕事になっているから、仕事の道具に感謝ってところですね。巨人の肩の上ってやつです。

教育についてですが、僕は冗談で田中角栄の孫って言ってるんですが、なぜかというと、僕は学部を慶應修士を早稲田というお金のかかる教育*1を受けたのですが、その教育費が出たのは、両親共働きの公立の教員なためで、僕の両親は学費が安かった頃に大学を卒業し、田中角栄による人材確保法で上がった給料で教育費を稼いでくれたからなのです。
今ではすっかり国が教育に金をかけなくなってしまった*2
ので、選挙では教育に金をかけてくれる政策に対して投票しているのですが、なかなか政策は実現しないし、せっかく私学の雌雄を出たので在野の精神で改善がんばるかと思って、寄付とボランティアをし始めました。

寄付

収入の1%を寄付しました。

対象 種類 金額
Processing OSS $50
Arduino OSS $50
Free Software Foundation OSS $50
赤十字 国際NGO 5000円
国境なき医師団 国際NGO 5000円
CARE 国際NGO 5000円
ユニセフ 国連機関 5000円
UNHCR 国連機関 5000円
キッズドア 国内NPO 5000円
ストップいじめナビ! 国内NPO 5000円

OSSの方ではOpenCVにもしようとしたらPaypalがJPからの寄付は受け付けとらん!って断られてしまいました。Arudinoは寄付したらこんな画面でかわいい。あ、Arduinoの場合ソフトに限らないからOSHでもありますね。
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国際NGO国連機関は戦後の日本に援助してくれた機関を中心に寄付してみました。最近だとまた違った機関があると思いますが、選択しやすかったので。日本の戦後復興と国際援助に関しては以下にまとまっています。
外務省: [ODA] ODAとは? ODAちょっといい話 第二話戦後の灰燼からの脱却
OSSだと寄付金控除にならないのですが*3、それ以外の機関は大体対応していて、おおざっぱに40%程度返ってきてしまうらしいです。オトクだ。

ボランティア

内容 回数
中学生向け学習支援ボランティア 15回
小学生向け学習支援ボランティア 1回
高認試験受験者向け学習支援ボランティア 1回
乙女電芸部ワークショップ*4 10回

もっぱら子供向けボランティアをしていました。表にまとめてみたら結構してますね。学習支援ボランティアはどれもマンツーマンで2コマ程度(1コマ50分程度)教える感じです。実はこれをやってるときに取材が来てプレジデントファミリーに背中が写った写真が載りました。一生縁がないと思ってたプレジデントファミリー……。理系科目を教えられる人が常に足りないので、エンジニアの人とかは是非どうぞ。都内ならある程度紹介できます。
乙女電芸部は大体「かわいい」を電気で作るぞ!という子供向けワークショップをやってました。これはおゆまるで作るオリジナルのLEDブレスレットですね。
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今年書いたOSSの記事

おわりに

結構ボランティアしたなと思ってたんですが、まさか週末の半分はボランティアしてとは思わなかったです。大変か?というと人生のルーチンに組み込まれたのでそんなに大変じゃないし自己肯定感上がりました。あと寄付先を絞り込むのすごく苦労しました。次はチェックもしていかないと。
来年度はインタラクション技術周辺のエンジニアを集めたコミュニティやカンファレンスなどの実現を狙ってるので、興味ある人はご連絡ください。

*1:あと個人的には世界最高の教育だったなと思ってます

*2:OECDの中ではトルコについでワースト2位 第1章 家計負担の現状と教育投資の水準:文部科学省

*3:国外のOSSに寄付するための認定NPOや財団があると助かります

*4:乙女電芸部は営利でもやっているのですが、大体持ち出しのボランティアです